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味の記憶

シェフのひとり言

今朝は張り切って朝ごはんに「おから」作り!

おからの作り方を誰かに習った事はありませんが、私の師匠は亡くなった祖母。
これも入れてたなぁ、こんな感じだったよなぁと小さい頃作って食べさせてくれた味の記憶をたぐり寄せて作っていると、色々な思い出がよみがえり、心がほんわかしてきます。

私も「美味しい記憶」でちょっとした時に思い出して頂けるケーキでありたいと常日頃願っています。

自分が卒業した学校や、フランス、国内各地で過去に食べて美味しかった物、ケーキであったり、焼き菓子であったりジャンル違いの物であったり、小さい頃の食卓、息子たちとの食事。
何気ない日常、風景の記憶ってぼんやりと過ぎて行きますが、実はとっても愛しくて大切な物なんだと食事の支度をしながら思っていました。

味との出会いは一期一会。

今、舌の記憶、昔のレシピを見直し、「いつだったか食べたあんのあのお菓子おいしかったねー」とみなさんの記憶の中に残してもらえる様なそんなお菓子を作れる様、あれこれ整理中。

自分でも楽しみですが、長い長い旅となりそうです。

さて、おから!

なかなか美味しくできましたよ(^^)

私の祖母の味が息子たちにとって母の味となって記憶に残ります様に…

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